選手達。

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日曜日に京都での試合を控えている少年部達の仕上がりは素晴らしいと思います。

一応 彼ら選手の仕上げは木曜日の稽古で最後となります。(木曜日に来た場合は調整)

荒木拳三君、星野悠久君、雨宮伶空君の3名が東大和道場少年部から全日本青少年大会に出場します。(彼ら3名は夏休み短期講習会にも参加)

先ず荒木拳三君、最近では心身ともに確実に一皮剥けました。

彼は少年部では常にリーダー的存在ですが組手の実力も少年部国際大会王者を破ったり、延長戦にもつれる等、既に少年部ではトップに位置するレベルです。

夏休み短期講習会では連日の厳しい稽古プラス、永吉美優さんと組手や試合を組んで、沢山揉まれました。(毎回、進歩を感じました)

そんな彼は精神的に確実に一皮向けた印象があります。(試合での勝ち負けをきちんと受け入れて確実に対戦相手を尊重する姿など)

明らかに変わりました。

彼は少年部の中ではリーダーであり 誰もが彼を強いと認めています。

後輩に優しく少年部達からは、カリスマな一面もある。

大きな身体と強さ、優しさ、ラテン系な性格が彼の最大の魅力です。

雨宮伶空君。

彼の技術や技の破壊力は半端でないです。(小柄な体格ながら大きな相手をボディ打ちで効かせて沈めてしまう、強烈な突き技があります)

スタミナ、技術、スピードが半端でないです。(夏休み短期講習での試合では決勝戦で度々、荒木拳三君と激突)

毎回、延長戦までもつれて、拳三君のパワーと破壊力に負ける事もありましたが、延長戦で体重判定までもつれて、逆に勝利する事すらありました。(二人の体重差別は30キロ以上、身長は20センチ以上の差があります)

現役の国際大会王者を破る実力のある、拳三君と半分の体格差で延長戦まで打ち合える伶空君がいかに凄いか。

更なる精神的な強さを身に付けたら大化けの可能性を秘めた逸材です。

星野悠久君、ここ最近も急成長をしています。

彼の最大の持ち味は気持ちの強さ。

彼は相手がどれだけ強くても、格上に技を効かされたとしても顔色一つ変えずに必死に立ち向かえる精神的な強さがあります。

組手に関してはその気持ちや、粘りがあればあるだけ良いです。

顔面なんて叩かれても決してアピールしない。

金的を打たれたら本当に歩行不能になるまで攻撃を止めない。

そこが彼の持ち味であり、自分の空手に凄く似た選手でもあります。

彼も決して器用ではないですし、伶空君や拳三君のセンスに比べると敵わない部分はありますが、彼らを含めた中でも群を抜く精神的な強さを兼ね備えています。

拳三君や、伶空君も彼と試合をすると、『マジに強かった…』『膝蹴りが痛かった…』等、悠久君を称えていますが本心だなと感じます。

3選手達の全日本青少年大会での活躍を祈るばかりです。

誰が凄くて、誰が一番に可愛いとか、低レベルな問題ではなく、自分は道場に来ている全ての生徒達全員に意味のある空手にしたいと常に考えています。

試合に関しては彼らがそれを好き嫌いはどちらでもいんです。

上の帯や、強さを追い求める向上心があるのであれば、実戦を踏まえた極真空手の試合とは向き合わないといけなくなります。

そこに向き合い、諦めず前向きに続けた者が、気付いたら茶色帯、黒帯になっています。

簡単ではないです。

茶色帯の中学生のR君にも話しましたが「ずっと常に空手を好きでいる事」

「それを忘れなければ気付いたら黒帯にはなれる」

本当の始まりは黒帯をとってからではないでしょうか。

自分は現在、弐段ではありますが毎日 毎秒が試行錯誤であり修行だと思えます。

そういう気持ちになれる極真空手がやはり尊いなと思います。

写真オレンジ帯のY君、S君。

彼らは春先に極真の他道場から東大和道場に移籍してきました。

彼らは東大和道場に来るなり、日に日に変化を繰り返していきました。

現在、オレンジ帯になった彼らは9月の支部内交流試合に出場します。

ここ1週間の彼らを観ていても明らかに変化をしています。

組手も強くなり、試合での勝ち方を意識しながら稽古を続けています。

今日の少年部では2クラスともにフィジカル稽古、ミット、試合のみを徹底しました。

オレンジ帯の彼らは自信を積み重ねています。

『今日一日で明らかに強くなった…』と拳三君達も感心していました。

毎日 自信を付けさせてあげて、彼らの糧になる空手を指導していけたらと思います。

その時々で 色々なタイミングで相手の心理を感じたいと常に考えています。

それが自分にとっての勉強にもなります。

夜の一般部では永吉美優さんが試合前の仕上げの稽古に来ました。

ミットを持ちました。

素晴らしい仕上がりだと思います。

全力で戦って貰えたらと思います。

夜の一般部には中学生達が集まりました。

久しぶりにS君が来てくれました。

対変わらず真面目で素直でした。

しばらく来れていなかったので今日「そろそろ電話しようかな」と思っていたところでした。

彼が来てくれて凄く嬉しかったです。

中学生達の頑張りを色々なタイミングで観ています。

信頼関係は言葉ではないですし、自分はその人が いま何を考えて話をしているのかを大事にしています。

人と接して何をどうしたらいいかを常に考えて自然に自分を表せられたらいいな、と考えています。

「真意を見抜く」これを大事にしていきたいです。

「人は心でしか動かない」

顔色や表情や様子、会話を交わしたら相手が今、何を考えているかを理解出きるくらい繊細で慎重でいたいと思う。

自分も毎日が全て勉強です。

一番最後に緑帯の翔君について。

小学5年生のトップに位置する選手です。

彼の稽古での迫力や様子を観ているとワクワクさせられます。

とにかく強い。

激しいスタミナと精神力、技の破壊力と、モチベーションは拳三君に続く東大和少年部達のリーダーになる存在です。

強いが故に悔しい思いも沢山していますが 今後も大きく化ける可能性を秘めている逸材です。