今週で東大和での稽古が最後となる飯田真聖君について書きます。
4月から関西へ引っ越す事になり今年3月一杯で妹のRちゃんも含めて退会します。
関西でも引き続き極真空手を続けていくそうです。
彼は2年前に別の支部から東大和道場へ移籍してきました。
最初の体験ではとにかく一生懸命稽古をしてくれた事を覚えています。
集中力が高く、挨拶や気合いが凄かったのを覚えています。
最初はキツそうにしていましたが日に日に東大和での稽古に慣れていきました。
過去に一度も勝てなかった組手試合では初めて1勝を飾りました。
仲間達にも信頼され毎日の厳しい稽古の中で、彼は柔軟な身体から繰り出す上段前蹴りを必殺の武器として手に入れます。
続く年明けの支部内交流試合では5試合を戦い抜き準優勝に輝きました。
そのうちの4試合は全て上段による技あり、一本勝ちを量産。(決勝戦も技ありを奪い返すシーソーゲームを展開)
中には狙い済ました、たった2初の上段前蹴りによる技ありで開始数秒間で試合を終わらせてしまう物もありました。
関東大会へも出場して茶色帯の強豪から試合終了間際に一発の上段で形勢逆転して勝利を納めました。(緑帯の関東大会以上の試合での1勝以上の試合条件をクリアしました)
昨年末には支部内で過去にないハイレベルな5年生特選クラスでの第3位も獲得。【優勝が荒木拳三君(東大和)、準優勝は北島優希哉君(東大和)】
3位決定戦でも強豪から試合終了間際に上段一発で厳しい内容を引っくり返しての逆転勝利。
彼は日頃のたゆまぬ稽古と努力で現在はバリバリの選手思考の生徒へと成長しました。
彼がいた事で東大和の少年部達の防御力への対応能力もアップしたのも事実です。
また同じ間合いで上段前蹴りを放つ生徒も出てきました。
現在、緑帯に成長した彼は今後またひたすら一生懸命に空手を続けてくれる事かと思います。
彼らがいなくなるのは自分もとても寂しいですが東大和道場で2年間、毎日本当に必死に学んだ空手と心や仲間達との絆を忘れずに今後も頑張って貰いたいです。
東大和での稽古も残り数回になりましたが『次の場所でも、ここで学んだ空手と真聖が努力した事は確実に活きるからそれを信じて頑張りなさい』と話して来ました。
今後も彼の持ち味の集中力と鬼気迫る気迫で更に強く成長して欲しいです。
いつか東大和道場へ戻ってきて来くれる事を願っています。
頑張れ一本勝ち男。