今日は第5回全世界ウェイト制大会を観に行きました。
無事に国際大会からの3日間が終了しました。
試合を観ながら、三軒茶屋道場の長嶺会長と色々 お話しをさせて頂きました。
昨日の国際大会での生徒達の頑張りは素晴らしかったです。
勝負の世界なので勝ち負けが伴いますし、例え負けてしまっても仕方ないです。
「精一杯必死で戦う事」これを いつも皆に話しています。
杉浦翔君、実力はあります。
テクニックと経験のほんの少しの差で茶色帯の選手に負けてしまいました。
試合前の様子や、戦いに挑む心構えは今までで一番良かったと感じました。
昨日は生徒のセコンドに入りながら 皆の成長ぶりに感動させられていました。
多田将太朗君の戦いぶりには涙が溢れました。
彼には朝から準々決勝戦まで戦略を立てながら、付きっきりでアドバイスを繰り返しました。
結果はベスト8でした。
ベスト4の入賞を掛けた戦いでも大接戦で延長にもつれ、強豪に執念で粘りに粘り、優勢に戦いながら「このままいけば間違いなく…」と思わせる勝利を目前にして、相手選手が苦しまぎれに放った上段廻し蹴りにより、マットに沈められました。
その戦いぶりと、入賞間際にして散った彼の 魂の戦いぶりに感極まりました。
彼は今回、一皮剥けた印象がありました。
一年程前から取り組んで来たウェイトトレーニングの効果と、一生懸命道場に通いながら稽古を続けて、自分や村松君とガチンコで組手をしたり、三軒茶屋道場では選手稽古にも参加するまでになりました。
入賞させて黒帯取得の条件をクリアさせてあげたかった事が、ただ ただ 自分も悔しくて、あの戦いぶりを見たら涙が溢れてきました。
同時に永吉美優さんの世界三連覇をかけた決勝戦が別のコートで行われました。
ぎりぎり間に合いました。
そして国際大会での中学生女子の世界大会三連覇を達成しました。
将太朗君の試合の悔しさと、美優さんの三連覇達成の嬉しさが混沌としました。
将太朗君を入賞させてあげたかった。
ただ 彼は今持てる 力以上の全てを出し尽くしてくれました。
今回は彼が今まで意識もしていなかった部分に意識を向けて事前に二人で話し合いをしながら戦略を練りました。
初戦から強豪を下して勝ち上がりました。
二回戦では、パワーアップした組手スタイルで黒帯をボディで悶絶させて倒しました。
自分のアドバイスを一生懸命聞く彼が、本当に微笑ましたかったですし、とにかくあの舞台で彼が満足のいく勝ちを味合わせてあげたかったです。
勝負は余りにも無情ではありますが だからこそ遣り甲斐があり、成長をする事が出来るのだと自分は思いました。
大森斗希也君も頑張りました。
実力があるが故に次に進むべき やるべき事を指導していけたらと思いました。
永吉美優さんは ホームページでの結果をご報告した通りです。
彼女は長年の努力と、自分自身を信じる気持ちで遂に偉業を達成しました。
その裏には お父さんとの強い信頼関係があり、長年、親子で目標に向かい取り組んできた努力がありました。
お父さんの愛娘に対する限り無い愛情を感じます。
試合場ではお互いが信頼し合って、念入りに戦略を立てている様子が解ります。
中学三年間を世界大会三連覇という形で幕を降ろしました。
こんなに凄い事があるのでしょうか。
美優さん 本当におめでとうございます。
※写真は生徒達の試合の様子と閉会式後、記念写真を撮る生徒達の様子です。