墨田区総合体育館にて行われた、第22回全関東大会が終了しました。
少年部達は日頃から厳しい稽古を当たり前にこなしてきました。
皆の強さに関しては予想していた部分も多少あります。
運不運はかなり伴うので勝てる選手が負けたりも勿論あります。
緊張や判定の運不運も含めて全てが勝負の世界です。
朝一から会場に控えて、少年部達や試合進行をまとめて下さった小柳さんには毎回 本当に感謝しています。
小柳さんは道場全体が盛り上がる事を常に考えて行動して下さっています。
試合前には事前に小柳さんと様々なパターンを考えて色々打ち合わせをしています。
それと今日、一緒にセコンドとして動き回ってくれた荒木竜太郎君、荒木銀次君、多田将太朗君、小柳凛さんも本当に助かりました。
有難うございました。
彼らは過去に全員が関東大会での入賞や優勝の実績があります。
勝つ事がどれだけ難しい大会かを理解した上で、後輩達の為に必死に動いてくれます。
今日彼らがいなかったら 全試合のセコンドにはつけなかったと思います。
少年部達には関東大会に出るにあたり、入賞実績は勿論、出場する子供達には厳しい選抜をしています。
沢山の選手達があの試合に出れるのはある意味、東大和の全員がレベルアップをしているからです。
今の世田谷東支部の支部内特撰クラスにおいては関東大会レベルになっています。
その状況で特撰で優勝、入賞する生徒達が沢山出て来ています。
今年、国際大会王者を破り、今日も別の国際大会王者を追い詰めながらも第3位に止まった荒木拳三君。
彼も昨年秋まで支部内特撰クラスに出場していました。(特撰優勝4回)
まさに無敵でした。
彼は今日も凄かったです。
自分は本当に頑張ったなと思い満足しています。
また彼は今後も選手としての限り無い可能性もあり、国際大会王者が彼に警戒をしていた場面もあり、下段廻し蹴りを明らかにチャンピオン相手に効かせていた様子もありました。
今以上のスタミナと、もう少しの経験が重なったら彼も大きく化けます。
8月の全日本青少年大会に向けて火曜日から更に追い込む予定です。
今日のカテゴリーの中で強さは際立っていたと思う。
そして小学3年生重量級で第3位になった鈴木嵩人君。
準決勝戦も延長戦にもつれ、決勝戦まで勝ち進んだ強豪にあと一歩までに迫りました。(本戦は五分五分、延長戦も僅差)
勝てない相手でなかったくらいに彼には可能性を感じました。
関東大会以上の試合になると大柄な彼よりも遥かに大きな体格をした強豪が沢山集まります。
彼も強豪の一人です。
激しい強さで準決勝まで勝ち上がりました。
そして全東京都大会に続く全関東大会での初入賞。
彼の最近の強さや、ポテンシャルを観ていたので自分の予想としてはベスト4は確実に考えていました。
彼は今回 結果が出なければ『9月には支部内に戻ります、また出ます』と前向きに話してくれていました。
だけど彼は今日 実力できちんと結果を出した。
9月の支部内には出れませんが、他の大会を挟み、秋の関東大会で優勝を目指して貰いたいと考えています。
頑張ろう、嵩人なら間違いなく更に上を目指せる。
壮年45歳以上 重量級で第3位になった馬場さん。
昨年の関東大会王者と最後まで互角の延長戦を戦いました。(相手選手は馬場さんよりも若い選手で身長は180センチ以上、体重も90キロ以上)
昨年も その相手と延長戦まで戦いました。
今年は最後の最後まで昨年よりも更に良かった。
若さと体格の大きさから感じる印象の差だけだったと思います。
しいて言うなら、スタミナなのでしょうか。
ただ大きな相手は それすらが武器になり、体格が劣る人間はそれだけで体力も消耗します。
馬場さんも173センチ 体重は83キロに増やし、パワーアップをしていたので関東チャンピオンを、昨年よりも明らかに追い詰めました。
馬場さんは勝負勘や粘り強さがあります。
色々 考えて組手も常に工夫をしています。
今年の秋の関東大会では確実に優勝も狙える実力が既にあります。
今週土曜日からまた頑張りましょう。
高校生女子の重量級で優勝した永吉美優さん。(決勝戦は6月の全日本大会の決勝戦で戦った年上の強豪選手でした)
6月の試合後から色々 課題を見付け、それ以前から土曜日毎週、自分達と2時間の組手をこなしてきました。(3分間×30ラウンドは当たり前に行っています)
その他に今回取り入れたのはミット稽古。(ただのビックミットやサンドバックでの息上げでなく限界までコンビネーションを追い込みました)
試合直前のミット稽古で彼女は、目眩がして目の前がボヤけるまで追い込んできました。
文句一つ言わずに耐えました。
最近 自分が感じていた彼女の技の回転と威力。
今日の試合では6月よりも更に相手に確実なダメージを与える打撃力を身に付けていました。
年上の全日本大会実績者を難なく退けての今日の関東大会での優勝。
現在、40連勝無敗記録を更新しました。
40連勝なんて出来る選手がいるのでしょうか。(その間に国際大会、全日本大会、関東大会での優勝を多数含む)
試合前のプレッシャーや緊張感は彼女も他の選手も変わりはありません。
今日の試合では最近のミット稽古での成果を感じれましたし、自分も役に立てた事も嬉しかったです。
自分の選手としての経験は全て生徒達に伝えられたら良い。
些細な経験ではありますが、自分の生徒達が強くなるのなら幸せに感じます。
美優さんの今の強さの裏側には支えてきてくれてきた家族と、長年一緒に戦い続けて来られた彼女のお父さんの情熱と信念があります。
彼女はお父さんの意志や愛情を本当に信頼しています。
毎回の大会でそんな姿をみる度に感動しています。
「自分が出来る事は全てやる」
生徒達にはそんな気持ちがあります。
入賞した生徒達を誇らしいです。
残念ながら負けてしまった生徒達も全員が頑張りました。
色々感じて、いくらでも次に繋げたらいんです。
感動の一日だった。
皆有難う。