自主トレ。

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今日 道場でウエイトトレーニングをしていると、荒木拳三君が早くに1番に道場に来て、黙々と自主トレを始めました。
ビックミットを立て掛けて自分でタイマーを計り、いつものラッシュを9セットやり、1分のダッシュを2本やり、道場往復10周を1分5秒以内での走り込みをして最後に補強を行っていました。
一昨日の試合で、お兄ちゃん達が優勝、準優勝したので やる気になっていたのかなと思いましたが、きっちりと追い込んで稽古出来ていましたし、キツイ内容だったので 2年生ながら しっかりとした自主トレが出来ているなと感心しながら観ていました。

その後も 2クラスを稽古して帰りましたが、さすがのスタミナだなと。
集中力が付けば、これから強くなるだろうなと思いました。

その後、自主トレの話を皆にしました。

レベルが高い試合で勝つ為には 自主トレも自分から出来るようにしないといけないよと。

終わってからも黄色帯のAさんがサンドバッグの息上げをしていました。

今日の出来事のもう一つは先月、足の薬指を骨折してしまい、1週間程前に、ボルトを入れる手術をしたHさんが、久しぶりに道場に松葉杖をついて来てくれました。

入院後も手紙をくれて、早く稽古がしたくて仕方ないと話してくれていましたが驚きました。

見学でも良いよ、と話したら別メニューでもいいから稽古したいとの事で基本稽古は手技を全て行い、足を使わない補強も きっちりやりました。

皆がダッシュをしている時は黙々と補強をしていましたし、大人の全日本選手ばりの意欲だなと思いました。

よほど、空手が好きなんだなと。

自分も膝の、半月盤を取り除く手術をした翌日もスクワットで180キロまでは、担いでいましたし、拳にボルトを入れた翌日も片腕を挙げたまま反対の腕を鍛えたり、スクワットもしていました。長い入院中も屋上や、病室、就寝後の廊下で筋トレや補強をやっていた時があると生徒達に話しました。
看護士さんにはよく、いい加減にしなさいと、怒られてたよって。

子供達も笑っていました。(笑)

怪我をしても出来るか出来ないかを決めるのは自分ですし、結局は身体を動かすのが好きだし空手が好きなんです。

今日来たHさんは2クラス参加して サンドバッグの前に膝立ちになり ひたすら強打のパンチの打ち込みと肘打ち、ラッシュも皆と同じラウンド数を普通に追い込んで稽古していました。

身体も柔らかいですし 上手く上体を揺らして使いながら膝立ちで左右に ずれながら打ち込んでいる姿を観て感動的でした。

周りの生徒達も驚き、つられて皆もやる気を出していました。

自分も怪我をして稽古したい気持ちは良くわかるので、久しぶりの稽古を楽しんでいる彼女を見守っていました。

帰る時には、すっきりとした満面の笑みで帰って行きました。

素晴らしいなと思いました。

結局、完全に怪我が治った時には すぐMAXで動けるようになりますし体力も落ちないなと思いました。

自分自身もそうでしたが、怪我をした部分で蹴るのが恐ければ完全に恐くなくなるまで、違う場所の技を磨けばいいよと話しました。

いくらでも身体は鍛える場所があります。

そして、一昨日の試合で各選手達の気付いた部分をアドバイスしました。

道場に1人で行くと本当に落ち着きます。

生徒達と会話をするのも、凄く楽しいです。

押忍