極真空手 東大和道場 土曜日 一般部選手クラス。【生徒への空手の指導…その真意の一部】

19:00~23:00一般部選手稽古。(稽古に参加)

神代さん、多田将太朗君と一緒に稽古。

シャドー10分、組手2分×14ラウンドずつ、ディフェンス稽古(全ての技に対しての受け返しを反復)サンドバックで打ち込み、追い込み稽古、ウエイトトレーニング(全身)、補強稽古、打たせ稽古(腹、太股)、腹踏み腹筋まで)


4時間をかけて、入念に行う。

足りていない部分や…やり残しは無いかを確認をしながら。

自分自身も多田将太朗君も、仕上げの段階に入っている。

あと数回の稽古となる。

自分自身は、長年の空手の経験と、今の心身とを照らし合わせて、確認をしながら、今やるべき、やれるべき事を、やれる限りをやって来れたし、最後まで実際にやりきれたらと思う。 

多田将太朗君には、彼自身にも通ずる様にと、それらも全てを伝えながら。 

彼は、年間を通して厳しい稽古の積み重ねを繰り返して来たが、この数ヵ月(特に7月の、無差別の全関東大会を終えてから)更なる強度で、ひたすら追い込み稽古を続けてきている。(総本部での、松井館長による選手強化稽古、関東地区選手強化稽古にも度々、意欲的に参加してきた) 

第49回全日本大会に向けた、残りの数回の稽古を、彼自身も納得のいく形で仕上げさせられたらと思う。 

怪我に気を付けるべき、追い込み稽古の佳境は過ぎたかと思う。

いくつもの話をしてきたが、今回の全日本大会に挑む彼と、今後の進化にも大いに期待したいと思う。 

彼自身が積み重ねた物を、ひたすら信じて大舞台へと挑んで貰えたらと思う。 

24:20 掃除後のストレッチ、マッサージを終了。

毎回の将太朗君の稽古後には、彼には常にマッサージを施している。

自分自身の経験から、稽古後に疲労が溜まる部分への必要なメンテナンスとしている。

昨年の今頃には、既に彼には毎回して来たかとは思うが…その目的としての一つは【毎日の厳しい追い込み稽古の中で、質の高い稽古を継続する為に、稽古後の疲労や、身体の張りをリセットさせる事】

【疲労の積み重ねによる怪我を回避する事】

【ストレスを溜めさせない事】

それらを考えて、彼の身体をメンテナンスする事を心掛けてもいる。 

自分の身体のマッサージは、山田先生と、将太朗君に、日頃から施して貰っている。

選手は怪我の懸念や、毎日の稽古の質を考えると、ただ単に厳しい稽古を繰り返し続けてもいられない為、身体のメンテナンスは必ず必要となる。 

自分自身は選手として活動する生徒へ、マッサージを施す事も、重要なコミュニケーションと考えて感じている部分もあるが…一番は、本心から来る愛情でしかない。 

先輩や後輩達にする事は、過去にはあったが…実際に生徒にするのは、彼が初めてではあった。

あれだけ毎日、厳しい稽古を積み重ねている彼に何もせずに、メンテナンスをさせずにいたら、逆に弱くなる可能性も十分にあるが、一番怖いのは、やはり大きな怪我。  

彼を指導する上で、また一緒に稽古をする上で…そこまでを、本当に真剣に考えて接している。

恩着せがましくしたりとかではなく、選手とは、それらも実際に本当に必要であり繊細でもあり、ただ厳しい稽古をする事だけが、全てではないという事。 

長く続ければ続ける程、更に重要にもなる。

東大和道場の、自分自身の少年部の生徒達に、ストレッチを浸透させているのは、それらも踏まえてでもあり。 

大人と子供なので、稽古の強度や、年齢的な部分での疲労の回復は当然、異なる為…全てが一緒では無いかも知れないが、子供達へ常に、身体のメンテナンスを心掛けさせて指導しているのは、それらを含めて。

今の東大和道場の少年部達は、幼年部4歳から高学年、一般部の中学生達までもが、自分自身が毎日必ず行うストレッチを、全員が自然にやる様になってもいる。

重要かつ最低限、必要な部分を短縮した内容ではあるが、物凄く意味があり、必ず必要となる物でもあり。 

その重要性を伝えていく事も、自分自身の仕事でもあると考えている。 

神代さん、将太朗君、有り難うございました。 

本当にお疲れ様でした。