極真空手 東大和道場 水曜日一日。【少年部クラス】【50年後 100年後の極真の歴史】【永吉美優さんの伝説】

16:45〜19:40 少年部2クラスを指導。(演武会リハーサル、支部内交流試合に向けた内容で)

体幹、フィジカルトレーニング、補強稽古を挟んでから、演武会リハーサルを行いながら。

演武会での役割分担を皆と話し合いながら、全体の骨組みを大方決められた。(演武参加者以外の生徒達も来ている為、合間に全体稽古も挟みながら)

最近、数年間はこんな感じで。

誰が来ても全員に意味を持たせられるように、リハーサル時も演武参加者以外の生徒達にも稽古には普段通りに来て良いと呼び掛けている。(誰かしら必ず間違えて来てしまうから、リハーサルだからと帰らせるのは可哀想だから、纏めて全体で稽古もさせながらとする様になったのかと思うけど)

今時期は組手試合も近いし、今日は全員が物凄い頑張っていたし、貴重な稽古時間となったのも間違いない。

腰塚優華さんや、煤賀南羽ちゃんも、協力してくれるし実際に凄く頼りになる。(何か物事に取り組む時には、女の子達って本当に頼りになるから、男の子達とは役割りが全く異質だし、双方を場面により上手く協力して貰いながらが、とても楽しかったりする)

後半の全体ミット稽古も、全員が物凄かったな。

本当に。

稽古後、先日の【2019世界女子空手道選手権大会】において劇的な優勝で幕を閉じ、極真空手の伝説的人物となった、永吉美優さんの成し遂げた偉業の凄さとその意味、今回の世界大会で5試合を戦い抜いた試合内容と、錚々たるメンバーとなった世界の強豪選手達のこれまでの試合実績や、決勝戦で極真の歴史に残る名勝負を繰り広げた佐藤七海選手との大激闘、勝敗を超えた戦いの様子を子供達全員に話して聞かせた。

過去を合わせて、佐藤七海選手とは今回で3度目の戦いとなった事や、二人の青少年時代からの輝かしい試合実績と、大人になり一般選手権において再び三度戦い、世界大会無差別の頂点へと駆け上がる明暗を分けて、互角の試合内容の勝負を、最終的に制した物は何だったのか等も全てを含めて。

歴史の証人でもあるという事や、中には実際に試合場で応援した子達も、この中にいた訳だし、これから50年後、100年後の極真空手の歴史に東大和道場の皆の【永吉美優先輩が語り継がれる訳だから、皆も今日話した事はしっかりと理解して人に話せる様にした方が良いという話をしながら。

全員が最後まで、真剣に話を聞いていた。

【めっちゃ、リアルな話だった…】と、帰りに、久保太陽君が呟いていた。

大塚海緒ちゃんも【美優先輩、凄すぎる!】と、目を丸くしながら、ずっと頷きながら話を聞いていたのも可愛かった。

反対側のブロックで、日本の佐藤七海選手が、世界大会で7度の優勝実績のあるロシアの【ウリアナ・グレベンシコワ選手】や、2017全日本女子無差別級優勝、2019オールアメリカン大会優勝実績のある、ロシアの【アナスタシア・カサノワ選手】を止めて、美優さんとの決勝戦へと勝ち上がって来た試合の話にも、子供達はかなり興奮していたみたいだけど。

文字にすると、ほんの一部分だし、空手で知る永吉美優さんの事は、もっと深い部分で子供達には幾らでも話は出来る。

本物のスーパースターであり、それだけの逸材であり、極真会館の至宝だという事。

本当になるべくしてなったし、そうなる様になっていた。

そうなれた最大の理由は、一番は本人の積み重ねた努力の賜物と、彼女の御両親の愛娘に対する深い愛情があったからこそだと思う。

キリがなくなってしまうから、このくらいにしとこ。

2019/11/27