極真空手 東大和道場 水曜日一日。【パーソナル指導】【大坪航君】【空手の指導】

15:30〜16:40パーソナル指導。(大坪航君)

中学生になってからの一年間、学校の勉強の時間も増えて、以前よりも忙しくなり、しばらく稽古に来れていなかった彼だが、久しぶりに東大和道場に、出稽古と個別指導を受けに来てくれた。

少年部だった頃と比較して、稽古回数が激減する中でも、昨年の一年間は可能な限りの稽古をしながら、実力を維持して結果も残してきている。

昨年は2018西東京都大会で優勝、2018東日本大会(全関東大会)では、初の第3位にも入賞する事が出来た。

今年2019年4月に行われる国際青少年大会では、中学2・3年生の軽量級のカテゴリーにエントリーしている。(3月10日には2019埼玉県大会にも出場予定)

春休みには、東大和道場にも沢山の出稽古に来たいとの事だが、みっちりと鍛え上げていけたらと思う。

今日は久しぶりに稽古に来た、彼の今現在の稽古スケジュールと、道場での稽古回数を聞きながら、見直しとアドバイス、足りていない稽古量は、自主トレで補う為の最低限の日数と稽古メニューを伝えながら。(実際に本人がヤル気になる様に話しをしていかなくてはならないが、彼はきちんとやれるはずだから)

パーソナル指導では、今の彼の状態をチェックしながら、質と量に拘りながらも、必要な稽古内容と技の確認、アップテンポでのサーキットでのウエイトトレーニング、パワートレーニング、ロープトレーニングを挟みながらの追い込み、突き技、蹴り技、コンビネーション、フォームと意識の持ち方に重点を置きながら、ミット稽古での追い込みでは、厳しい稽古内容で指導を繰り返した。

今の表情を確認して、彼の技を一つ体感すれば、今の彼の状態が全て分かる。

そんな感覚があるが、まだ中学生ではあるもの、空手技術、ポテンシャルの高さ、長年を厳しい稽古の積み重ねにより、築き上げてきた肉体の強さにしても、既に中学1年生とは思えない様な、本当にレベルの高い状態へと到達している。

続けたら物凄い物になる。

それを本当に必要とする(パーソナル指導)生徒には、何もかも確実に変えてしまうと決めて個別指導を開始してきた為、彼を確実に強くさせていく責任が実際にあるし、必要とされて、やるからには今後も徹底的にやりたいと思う。

通常のクラスとパーソナル指導との違いは、実際になければならないし、特別に時間を設けて、マンツーマンで行う物であるだけに、継続すれば継続する度に、確かな意味は確実にあると断言は出来る。

自分自身の事と同じ気持ちで、また、それ以上の気持ちを注ぎながら行う物としている。

ただ、日頃の道場でのクラス稽古は当然、彼らにとって肝心要となり、先ずはそれがあっての物で、尚且つ更に必要な場合には取り組めば良いと思う。

空手を通じて子供達に触れ合い、空手の指導も心の表れでもあると考えて、自分自身の稽古にも打ち込める部分がある。

お金の為でも無いし、本当に付け焼き刃な空手の指導では無いという気持ちで。

一日一日を大切に生きる事がとても重要だなと思うし、人に何かを伝えたり、空手を教えたりは、そのくらい真剣な物だと考えている。

自分の意思をしっかりと持つ事が凄く大切だし、違う物は違う、間違いは間違いと、きちんと人に言えるくらいで全然良いと思う。

子供達とは、一緒に楽しむ事が本当に沢山あるが、いつもそんな気持ちで彼らとは話しをしたいし、そうありたい。

極真空手の習い事も道場も、遊びをする場では決して無いし、学校とは全く違うけど、子供達が、空手や道場や仲間達を大好きでいられる気持ちは本当に素晴らしいし、だからこそ、彼らの頑張りは空手を通じて更に光る訳で。

また、学校では決して学べない物を彼らには教えているし、極真空手とは実際にそれだけの価値がある物だと思う。

16:40〜19:20 少年部2クラスを指導

全員で激しい稽古を繰り返したが、物凄いエネルギーだ。

初のスパーリングに挑戦した誠臣君。(突き、下段廻し蹴りの受け返しの稽古から、技を限定して軽いスパーリングから)

上手に出来ていたし、楽しかったみたいで良かった。

彼も強くなれると思う。(小学1年生)

少年部、中学生達が揃った。(石河ローレンス君、大坪航君、佐久間一華さん、平石千賀さん、石井伽月君の先輩達も少年部クラスの稽古に参加)

19:50〜22:00 一般部クラスを指導。(石河ローレンス君のみが稽古に参加)

空手の指導を含めて、彼の現在の空手の技量を通じて順を追って、彼に大切な話しを沢山した。

【物凄い、分かりやすかったです…図星過ぎて驚きましたぁ…学校で、こんな事、話されないし、話して貰えないですよぉ…社会で為に?なりましたぁ…(社会勉強、人生勉強の意味)】と、ローレンス君から。

彼はフィリピンから初めて日本に来て、直ぐに東大和道場に入門したのだが、当時の彼は小学3年生で、日本語は何も知らない状態だった。

半年もすると、日本語をベラベラに話せる様になっていたが、今の彼の頭の中では、日本語で物事を考えているとの事だが、立派だなと思う。

元々、フィリピンで育った為、現在の日本の中学校での勉強や、来年の高校受験の為の勉強も、決して簡単な物ではないだろうし、周囲の日本人の仲間達よりも困難な状態なのだとは思う。

ただ、勉強もしっかりとやらないといけない。

頭の良い悪いは、学校の勉強が出来る出来ないじゃないんだよと、常に皆に話しているけど、彼は凄く賢いし実際に頭は良い。

そんな話しをしながら。

頭の良し悪しの話しを、この数日間たまたま少年部の子供達にも話していた部分だけど。

【稽古後の道場の掃除も、大事な稽古だという気持ちでやる事】

実際に鍛錬だし、そう思う。

ローレンス君にも毎回、それを話しながら。

2019/1/23