少年部2クラス 沢山来てくれました。(写真は1クラス目のみ)
2クラス目は審査の見極めと組手。
1クラス目は基本稽古、フィジカル稽古、ミット稽古を徹底的に。(幼年部をしっかりさせる事をテーマに)
今日4回目の稽古の白帯のK君。
確かに凄くヤンチャです。
ただ、自分は1ヶ月あれば彼を変えられると、体験に来た彼を観た時には感じました。
現在小学1年生の彼は幼稚園でも、わんぱく極まりなかったそうです。
自分は普通に変えていけると確信しています。
彼は凄く賢いですし、身体能力にも長けていて物覚えも良く、これから続けたら凄く強くなり、当たり前にしっかりもしてきます。
自分としては 、実は凄くツボな彼ですが、空手に来てからまだ1週間も経たないですが、これから楽しみな生徒が来たなと。
今日 稽古前に彼を近くに呼び寄せて色々話を聞きました。
話を促すうちに…
『うん!今まで喧嘩して負けた事ないよ、一度も泣いた事ないよ』
特に威張る様子も無く、当たり前な顔で話をしてくれた彼。
彼が道場へ、初めて来た時に感じてはいましたが、彼はガキ大将的な様子もありありで、きっと喧嘩は強いだろうなと。
わんぱくで、肝も据わっているなと感じました。
続けたら空手も強くなるだろうなと思います。
今日、彼に話したのは。
『そうか!だろう!…Kは喧嘩強いだろうな…ただ、空手をやると、今までのKより、パンチもキックも、もっと強くなるから、空手を習っていないお友達にはしたらいけないよ』
『空手に来て、沢山叩いて蹴って、外ではそれをやったらいけないよ、楽しい空手を出来なくなってしまうから』
と話すと。
真剣な様子で『うん!』
と答えてくれました。
空手をやり、喧嘩をすると、どうなるか解るかを彼に聞くと。
『空手習うと今までより、キック、パンチが強くなって、お友達がもっと泣いちゃう』
と話していた。
自分は彼が凄く可愛いです。
自分も幼稚園や小学生の頃は本当に毎日喧嘩も沢山しました。
近所や学校で喧嘩をして問題を起こす度に、母が学校から呼び出されたり、家に来た相手方の親御さんに怒鳴られて、母が頭を下げていました。
【あなたのせいで、また怒鳴り込まれた】
母に、この言葉を良く聞かされました。
幼稚園も小学1年生からも絶えず、ずっとそんな様子でしたが、学校で何か物を振り回したり、物を投げたり、ガラスや蛍光灯を割り、幼い子供ながらに本当によく叱られたのを思い出します。
昔は小学1年生の自分を平手で顔面をひっぱたく先生も当たり前にいたのですが、自分も1度も泣かなかったです。
当時の担任の女性の先生は、母に『ひっぱたこうが、涙一つみせないから、可愛らしさがない…』
と電話口で平気で話すような時代でした。
今でもよく覚えています。
その 全力のひっぱたきを喰らったのも、自分に喧嘩を吹っ掛けてきた3人組の男の子達を、さんざん取っ組み合い、蹴ったりもしましたが、1人で全員を泣かしてしまった事がありました。
子供だから 言い訳とかも知らないし、出来ないので【?】と思いつつも、叱られ、ひっぱたかれていましたが、皆の前で何度も耐えたのを覚えています。
確かに物凄く痛かったです。
小学生を卒業するまでにも何回、頬を張られたか解らないです。
6年生の頃の男性の担任の先生は、グー(拳)で頬を普通に殴る先生でした。
自分を含めて、クラスの目立つ悪ガキな男子は皆、よく顔に青タンが出来ていた。 笑
でも不思議と皆その先生を好きでした。
今でも会いたいなと思える先生の一人です。
昔は、鉄拳制裁なんて当たり前の時代でしたが、今は多少、違いはあるようです。
ただ、子供達は、鉄拳は必要はないかと思いますが、心をぶつけると正しい方向へ変えていける部分は確実にあるなと自分は感じます。
自分が6年生の頃には、先生のその鉄拳を泣かずに耐えるかが、仲間の中では男のステータスでもありました。
けっこう過酷な鉄拳ではあった。
喧嘩でも、先生の鉄拳でも、人前で泣いたりしたら、仲間の中では信頼は失い、明日から学校へ行けない…
自分は小学生の頃は、それしか考えていなかったです。
話しは、まるで逸れましたが、わんぱくな彼を観ていると、構いたくて仕方がなくなってしまう衝動にかられます。
ただ…
道場にずっと来ていたら 、そんなヤンチャな子供達も真面目になっていきます。
真面目というよりは、【真っ直ぐ】かな。
久しぶりの、本物のワンパク君ですが凄く可愛いなと思います。