陽太君、真面目だ。
少年部前半クラスでは、立ち方、補強、フィジカルトレーニング、基本技の足技を中心に反復稽古。
以下、少年部後半クラスは基礎体力アップメニューを徹底的に繰り返した。
通称【補強祭り】
ラストは全員が全開で、仕上げとなる追い込み稽古。
修正点を克服していくと、次に取り組むべき課題が自然と見えてくる。
ただ体を強くする、空手の技術をアップさせる為の物では無いという事。
現時点での自分自身を客観視して、よく理解する事。
経験年数を積み重ねているが故に、幼い後輩達とは、心の部分での違いがなくては困るよという事。
稽古後に大事な話をしながら。
百点満点は有り得ないかも知れないが、何事も日々の努力の積み重ねでしかない。
夜の一般部クラスには、石河ローレンス君(高校一年生)が稽古に参加。
一般部クラスに参加した彼にも、深い部分での話をしながら。
彼は肉体的な強さは勿論の事で、空手も大好きだが、精神的な強さを身に付けて心を磨く事が大切だと理解もしていて、彼自身もそれを課題として空手を継続している。
彼自身が納得のいく強さを身に付けて、茶色帯を取得したいと話してくれている。
集中して厳しい内容の稽古となったが【自分の殻を破る事】をテーマに、稽古を積み重ねた。
小学3年生の頃に日本に来て、日本語を一から勉強しながら、東大和道場で空手を継続してきた彼も、今年から無事に高校生となり、大好きな空手を続けていける事にもなり頑張っている為、彼にとって更に意味のある物となればと思う。
当時、ジェスチャーを混ぜながら話し掛けたり空手を教えた記憶もあるが、とにかく明るくて友達を作る事も上手だった。
半年間もすると、日本語をペラペラに話せる様になっていった。
純粋な子供らしさは今も当然あるが、頭はとても賢い。
2020/7/17