〈水曜日少年部最初のクラス〉
基本稽古をしっかりと行い、後半はフィジカルトレーニングまで。
稽古後、大事な話を沢山しながら。
空手の稽古が、彼らの心身の成長に役立つ物となるように。
そういう物でしかなく、そこは絶対的な自信があるし、それをさせていく事が、自分自身の仕事でもあるから。
よく観察する事も勿論なんだけど、時に見えない所で子供達ならではの、今の彼らが見え隠れする部分もあるから、じっくりと時間を掛けて、見てあげなければならない場面や状況も勿論たくさんある。
多くの気持ちを気付かせてあげて、勉強させてあげる事を大事にしている。
当たり前の事ではあれど、一人一人、性格が皆違うから。
頭ごなしに叱り付けたりという事は決してしないし、広い気持ちで見てあげる事が凄く重要だから。
ただ甘過ぎるばかりではなく、言うべき時には、叱ったり諭すなんて事は勿論沢山ある。
間違いを沢山して、知らなかった事を知りながら成長していくのが子供だし、子供達だけではなく、大人でもそんな事は沢山あるから。
自分自身もそれに気付いていなければ、今頃まで空手を続けて来れなかったと思い、現役選手なんて勿論、続けてこれなかったと思うし、今現在も稽古を続けられてはいなかったはずだから。
彼らと接する事が、凄く勉強にもなるし、自分自身の成長にも繋がる物でもある。
至らない事も沢山あるかも知れないが、やれるべき事をしっかりやりたい。
〈以下、水曜日少年部2クラス目〉
9月20日、再来週月曜日の支部内交流試合に向けて、厳しい組手稽古を積み重ねた彼ら。(受け返し、スパーリング、組手稽古を全員で)
一人一人全員が、素晴らしい頑張りだったと思う。
彼らの沢山の成長を見る事が出来た。
これまでの彼らの積み重ねによる経験であったり、これから先更に空手を長く続けていく事により、皆にとって、やがてどういう物になるのかを、稽古後にじっくりと彼らに話しながら。
何かの理由で、途中で仕方がなく空手を辞めたとしても、これまでの頑張りや努力の積み重ねは、生涯、必ず役立つ物になるはずだから。
そこも正に保証が出来る。
〈水曜日一般部クラス〉
石河ローレンス君、江口慶悟君、小谷タツキ君が稽古に参加した。(高校生達)
彼らと一緒に稽古に参加しながら。
2時間程、彼らとスパーリング、組手稽古で手合わせをした。
再来週の支部内交流試合に出場予定の、江口慶悟君、小谷タツキ君とも、軽めのスパーリングをしつつ、彼らにアドバイスをしながら。
石河ローレンス君には、組手稽古として厳しく手合わせをした。
既にローレンス君の実力は、試合の勝ち負けを別としても、大人の一般選手権の地方大会あたりにも出場出来るくらいのレベルへと成長してきてもいる。(身長が高い訳ではないが、格闘技センスも抜群にあり、頑強な体躯と打たれ強さを兼ね備えている)
まだまだ、ローレンス君や、星野悠久君の組手稽古の相手にもなってあげたいし、彼らの壁にもなってあげないといけないから、一般現役選手としての最低限の実力は維持していなければいけないし、彼らに心と体で、格闘技と極真空手の素晴らしさや尊さを伝えてあげたいから。
彼らの下の世代達が、仮に高校生まで極真空手を続けてこれたら、もしかしたら現役選手のうちに、ギリギリ間に合うかなと考えている。
同じ稽古場で、生徒達と一緒に手合わせが出来る事って、本当に幸せな事だと思うし、極真空手の素晴らさを感じさせてあげる事、伝えてあげる事、誇りに感じさせてあげる事を染み染みと考えていた。
厳しい稽古だったと思うものの、ローレンス君も本当に頑張っていたから。(少年部時代から、東大和道場での厳しい稽古で揉まれてきているだけに、彼が気付かないうちに、既に精神的な強さも確実に備わっている)
明日、彼には、一般部2級茶色帯の昇級審査を予定している。
茶色帯になったら、また更に強くなるかと思う。
順調に育ってきているし、多田将太朗君、永吉美優さん、星野悠久君に続いて貰いたい。
続けていければ、彼もいつか必ず、黒帯も取得出来るはずだし、その後が彼にとっての、本当の意味での空手の稽古になるはずだから。
先ずは当たり前に、そこまでやる事。
【極真空手の意味、日々の稽古の意味、心身鍛錬の意味】を、彼らにじっくりと話しながら。
【君達自身の道場でもある訳だから、自分の道場を綺麗にするという気持ちで、しっかりと掃除をするように】と、稽古後の彼らに。
稽古後、皆で掃除を終えてからも、繰り返し、懸垂のトレーニングに励んでいた高校生達。
皆、今時に珍しい純粋な若者達だなと思うし、空手がより一層、彼らの自信へと繋がれば良いなと思う。
2021/9/8