試合を終えた選手達。

今週は日曜日の 試合を終えた選手達に何人も会いましたが皆 いい顔をしていました。
勝負は厳しい世界なので 人に勝つ事は本当に大変な事だと自分は思います。
トーナメントで 支部内交流試合でも関東大会や国際大会等で優勝、入賞する事が どれだけ大変な事か。
勝負の世界に身をおいた者にしか 分からないと自分は思います。

今週 会った選手達は 腐った顔をしている者が一人もいなく、皆 清々しい顔をしていました。
負けて悔しくない訳がない。
納得が いかなくても稽古に来て身体を動かす。 素晴らしい事だなと思います。
自分も悔しい思いを たくさんしてきましたが稽古は、いつも試合の翌日から 開始します。
身体を鍛える事が好きですし空手が好きだから。
人と戦う事、試合場での緊張感、プレッシャーは当日 試合を迎えた者にしか分かりません。
選手には勝って欲しくて色々 言いたくなりますが 簡単な事は言えないですし 言葉は かなり選びます。
壇上に立つ前は 底知れないプレッシャーに打ち勝たないといけない。 試合を楽しむ、という言葉は理想ですが 本当に難しい事だと思います。
それが選手を長く続ければ続ける程 大変になるのではないかと感じています。
だから40歳前後で選手を続けている人は本当に尊敬に値しますし自分も そこまで続けたい。

試合直後、負けた生徒達には肩を叩いて頑張ったな、と伝えています。
負けた直後の選手は繊細なので、それ以上の感想を聞いたりアドバイスは直ぐには言わないようにしています。
思った事は気持ちが落ち着いてから、伝えるようにしていますが マイナスな言葉は絶対言ってはいけないと自分は思いますし一生懸命、戦ったら負けても逆に褒めてあげたいです。

逆に、生徒が勝った時には本心から喜んであげたいです。

今日 そんな事を思ったりしていましたが 試合だけが全てでは ないと思いますし 道場に来てくれる、たくさんの人達が皆との稽古を楽しんで帰って貰えたらいいなと思います。

押忍