新小学2年生女子の部で見事にワンマッチを制して勝利者賞を獲得した平石千賀ちゃん。
今大会では試合出場2大会目となりました。(まだオレンジ帯ですが今後は火曜日の選手クラスへの参加を許可しました)
彼女はこれから更にますます強くなると思います。
稽古でも、やらせればやらせる程に進化を繰り返し、明らかに毎回強くなってきています。
少年女子部の元気印でもある彼女はとにかく明るい性格で稽古では ひたすら追い込み、集中力も高いです。
弱気な自分と向き合い、ひたすら強くなりたいという意志の強さもあります。
破壊力抜群の右の下段、中段廻し蹴りと、突き技のラッシュが今の彼女の武器ですが、気持ちが乗った時の気迫と、大きな気合いも凄い。
空手が楽しくて仕方がない様子があります。
そして小学女子高学年特選の部で見事に優勝を遂げた井上美苗ちゃん。
稽古では同学年男子の強豪選手達とも当たり前に本気の組手を繰り返しています。
蹴り技が華麗で上段への技の当て勘も抜群です。
下段も中段も強い。(課題は突き技での打ち合いも出来るようにする事と上段のディフェンスの意識)
やるべき事は明確ですし 、先日の試合ではそれをテーマとさせていました。
結果的には予想通りの優勝ではありましたが、課題も引き続き行う必要は見受けられました。
関東大会を目指しますが もう一息を覚醒出来たら、大きな大会でも必ず結果を残す選手になるかと思います。
彼女の憧れの先輩と選手は永吉美優さんです。
女子選手達も今後も頑張って貰いたいです。
そして先日の試合で全ての仲間達のセコンドに入り、応援を盛り上げてくれた拳三君。
彼は今日は声を枯らした状態で道場に来ました。
自分もセコンドに入ると喉から血が出たり、翌日から声が枯れます。
彼は本当に親身に皆を盛り上げてくれました。
自分が考えている事は、セコンドの応援や指示は本当に大切な部分もあるという事。
それは自分自身も長年の選手生活の中で感じてきた事であり、セコンドには毎回常に感謝の気持ちを忘れずにしている事、また試合の場でも苦しかったり、本当にギリギリの場面でも、幾度となくセコンドからの気持ちや声に救われてきたからです。
子供達は仲間達の応援により、普段以上の力を発揮する事も多々あります。
セコンドの応援や、声で動くのは本人の本当の実力ではないという考えは、自分自身は違うなと考えています。
一人で戦えるなら、最初からセコンド等は必要ない訳ですし、セコンドがある事すら無意味な物になるのではないでしょうか。
応援するセコンドも当然、礼節はあってしかるべきですし、相手選手をけなしたり等は言語道断ではあります。
指導にしても生徒達に声をかけて応援したり、細かいアドバイスや呼び掛けをするから子供達もそれに答えてくれると自分は考えています。
自分の意志で戦うのは試合場に上がる子供達や、選手達は、自分に打ち克って相手と戦う訳ですから、当たり前にやらざるを得ない状況です。
自らの意志や、戦う為のイメージは当然必要になりますが、選手がセコンドの指示を信じて、アドバイスを求め、それを遂行する事は勝負の世界では当たり前にある事ですし、子供にしても大人にしても、決してそれは間違いではないと自分は考えています。
子供達はお互いにセコンドに入り、必死に応援する事で結束力や仲間への思いやりを育んでいる部分は確実にあるのではないでしょうか。
ここ最近、色々感じていて思う部分ではありました。
自分自身の考えなので正しいのかは解らないですが、長年の選手経験から学んだり感じてきた部分でもあります。