今日の職員ミーティングで多田将太朗君の黒帯昇段合格が決定となりました。
職員全員が満場一致での合格となりました。
今後、彼の叩き出した体力審査での高得点は、現時点での世田谷東支部での歴代1位となり、今後の昇段受審者達がそれを目標に追い掛ける形となります。
自分が来た時には終えていましたが、足掛けで立ち上がる種目もクリアしていたようです。(頭の後ろに片足を引っ掻けて直立不動します)
紺野さんにしても加藤優果さんにしても 今回は三人ともに、レベルの高い素晴らしい昇段審査でした。
皆さん、おめでとうございます。
将太朗君おめでとう。
審査を終えた彼は日曜日の関東大会の仕上げの稽古に来ました。
『今回の昇段審査を関東大会前の稽古としても役立てる』気持ちで挑むようにと事前に話していました。
東大和の若手では美優さん、銀次君、大樹君に続く4人目の黒帯となりました。
世田谷東支部で黒帯になるまでが、どれだけ大変な事で価値がある事かを少年部や一般部でも説明しました。
最低10年。
続けてこなければ 何も見えては来ないと自分も思います。
「千日を以て初まり、万日を以て極とする」
3年間空手を修行して初めて極真空手を少し知り、30年間修行を続けてようやく極真空手を極める。
そんな意味があるらしいです。
少年部と一般部でも そんな話しをしました。
三軒茶屋道場の紺野さんは自分と同じくらい空手歴があるかと思います。
諦めずにひたすら稽古を続けてきた人です。
実際に手合わせすると組手もとても強いです。
連続組手もベテランらしい素晴らしい組手を見せていました。
何十年も走り込みを休まず続けて来た足腰から放たれる一つ一つの技には重く、空手家らしい様子と深みが窺えました。
加藤優果さんの左の変則的な上段廻し蹴りも素晴らしかったです。
度々 上段での技ありを重ねていましたが あの距離から変則的に放たれる上段はとても受け難い技ではあります。
主審をやらせて貰いながら観察していました。
少年部から長年続けてきた若手ならではの柔軟さがあります。
今日、将太朗君に合格を伝えると、目を丸くしていました。
驚きと嬉しさで合格発表の用紙をしばらく固まりながら眺めていました。
本当に良かった。
安心しました。
『今日から稽古後に逆立ちや棒飛びをしないで済むな』と話しました。
その解放感が良く解りました。