今日の一般部では全日本強化合宿を終えてきた美優さんが稽古に来て、一般部女子の宮本さんや、中高生達が集まりました。
体験に来てくれたK君は、先輩達の強さに感動したらしく『カッコいいです、明日からにでも是非やりたいです』と話してくれました。
茶色帯のR君の友人ですが、真面目な少年です。
少年部からひたすら空手を続けて来た生徒達がいかに尊いか。
色々観えて改めて色々と感じた一日でした。
ただ、仮に中高生から初めて、空手を習い始めた生徒達も本当にヤル気があれば、必死に続けていけたら、少年部上がりの生徒達に追い付ける可能性は誰しもがあります。
ただ、それには本当に熱い気持ちや、自分自身と真剣に向き合おうとする真面目な心が無ければまず無理ですし、途中で何かのせいにして、誤魔化して辞めてしまう事が沢山あります。
失敗や反省はいくらでも良いです。
そんなのは黒帯になっても、空手に限らずとも年齢を重ねた大人にもあります。
自分自身もそれらは日々ありますし、反省ばかりです。
中高生達に伝えたい事や、指導している事は、先ずは斜めに構えた中途半端な気持ちでは絶対にいけないという事。
遊びの心のまま、仲間内で外で遊ぶ気持ちや、学校のサークル的な様子で道場に来られては迷惑極まりないのも事実です。
【喧嘩に強くなりたい】
男の子なら喧嘩が強い事には当然憧れても良いです。
自分などは幼少期から十代、二十代前半までは、それしか考えていなかったですし、それしか頭にも無かったです。
幼少期から、いじめられっこでも無く、喧嘩も弱くはありませんでしたが【もっともっと、ひたすら強くなりたい】【弱い自分を変えたい】それは、ひたすら考えていました。
それは正直今も変わりません。
喧嘩などは今は勿論したくも無いですが、男なのでその気持ちを忘れたら今の自分はありませんし、空手の稽古も続けてもいません。
道場に来ている男の子達はむしろ男としての本能の部分ですし、それくらいの気持ちでいても良いんです。
ただ、やるからには中途半端が一番カッコ悪い。
やるなら悪でも真面目でも、趣味でも何でも必死にやるべきです。
本当に必死にやっていたら、自分の弱さや愚かさにも気付き、真剣に向き合うようになり、時に迷いながらも自然に前向きにもなれます。
一生懸命な気持ちでいると、色々な事を深く考えられるようになるかと自分は思います。
中高生の男子生徒には そういう部分を理解して貰いたいと思いながら、空手を指導しています。
自分にとってもそれが自らの勉強にも繋がります。
中には本当に真面目な気持ちで一生懸命に空手に取り組む中高生達もいるわけです。
経験の浅い生徒達にも、そういう部分を理解させたいなと思います。
勉強が嫌いでも仮に学校にも行かなくても、学校で不良と呼ばれる存在でも、何かを一生懸命にやれるなら全然良いです。
ただ やらないといけない事を理解も出来ずに、いつまで経っても同じ事しか言われなくて、周りの空気も読めないままでいたり、自らの意志で道場に来ているはずなのに、稽古も一生懸命にも出来ないうちは不良にもなりきれないですし、そんな状態の少年はやはり結局は、生きる事や全てに対しても中途半端なままではないでしょうか。
勉強は好きでも嫌いでも良いんです。
勉学だけが全てでは無いと自分は考えていますし、仮に勉学が出来たり、社会的に立派な立場にあっても、必ずしもそれだけが素晴らしい訳ではないと自分は考えていますし、実際にそうでない場合もあったりする事もあるのではないでしょうか。
もっと大切な事は沢山あるかと自分は考えています。
自分自身も出来る事や、今やるべき事は、やはり一生懸命にやりたいです。