青帯のCちゃんが自宅で飼っている、カメの【マメちゃん】の写真を見せてくれました。
彼女は今週の日曜日には、神奈川県大会にエントリーしています。
空手の才能もありますが、彼女の一番の魅力は天真爛漫な明るさや人懐こい性格も一つです。
昨年は、自宅のベランダから逃げ出したカマキリが、大きくなってベランダに帰ってきた話をしてくれました。
彼女が入門した当初、今の頑張りや、組手での強さは想像が出来なかったです。
空手や道場を好きでいてくれたらいいな、と接していましたが、道場へ通ううちに日に日に強くなり出しました。
特に最初の頃は良く泣いていました。
キツい稽古に来るのが嫌で、道場に来る道中や、道場入り口で泣いていたりが度々ありました。
最近は少しずつ、それも乗り越えて当たり前の様子で道場へ来れるように成長してきています。
泣いていても、いざ稽古をすると、男子達よりも 凄まじい気迫で乗り越えてしまう事が殆どです。
男子との厳しい組手では、わんわん泣きながらも、これでもかと稽古をやり抜いてしまう根気強さもあり、今では涙も殆ど無くなってきています。
組手試合では昨年は3大会を全て負け無し、トーナメントは2大会を優勝しました。
大きな大会での活躍はこれからを予定していますが、今年は更に経験を積んで貰い、関東大会以上の試合も視野に入れています。
自分も時に心を鬼にして、彼女に指導をしてはいますが、必ずしも試合の経験、単なる勝ち負けだけに拘る訳ではありません。
一生懸命に稽古を積み重ねた先に、それを試す事が出来る試合という場があり、それまでに足りない物を確認して稽古を積み重ねて色々感じて、試合では勝っても負けても、また次に繋げて貰えたら自分は嬉しいです。
彼女に限らずそれは一人一人の生徒達、全員に対しても同じ気持ちです。
空手はただ単に競技を競う為の物だけではないですし、周囲を観て人と比べてばかりいるうちは、本当に欲しい物が手に入らないのではないかと自分は感じています。
自分自身もその部分での葛藤も、長年の空手での選手経験で本当に良く理解しています。
だからこそ今があり、毎日一生懸命やりたい気持ちがあります。
自分の今やるべき事、やれる事を明確に考えていきたいと思います。
【熱さが無ければ、何も伝えられないし子供達には何も響かない】
それをひたすら感じています。
物事や空手に対しての、熱さがなければ東大和での今の指導は出来ません。
今日来てくれていた一人一人 全員を確実に変えられた実感がありました。
今やれる事を一生懸命やれたら幸せです。
全ては積み重ねでしかないです。
一人一人 全員にドラマがあり、彼ら一人一人と自分との信頼関係でもあります。
大人と子供の違いがあるので、話した事や、ニュアンスが全ては勿論 伝わらない部分も毎回、沢山あります。
学校では決して教われない、感じられない部分が空手にはあり、東大和道場にはあり、自分が教える空手にも確実にあります。
まとまらないですが、今日も皆、凄かったです。
仲良しのA君とR君。
彼らは現在、同じ幼稚園の同じクラスとの事ですが確か(そらぐみ)(2人とも4月から新小学1年生に)
『学校変わるけど、空手のお友達だから、おうちで会えるよ』とA君。