極真空手 東大和道場 金曜日一日。【少年部クラス】

16:45〜19:30 少年部2クラスを指導。

今日が最後の稽古となった、堀見尚吾君。(4月から新中学1年生)

彼が最後に仲間達へと話した言葉は、凄く立派だったし、今の彼の人柄と素直な気持ちが伝わってきた。

常に自分の世界観を持っていて、真面目で人懐っこくて優しい生徒だったが、道場に来るといつも沢山の話をしてくれた。(日々の学校生活での出来事や、お父さんと頻繁に魚釣りに出掛ける彼は本当に釣りが好きで、何を何匹釣り上げて、どの様に調理して食べたか等を詳しく話してくれた)

5年間を一生懸命に空手の稽古に励んだ。

最初の頃は、組手の試合では1回戦負けが続いていたが、彼は全く腐らなかったし、落ち込む事も無く、毎回の試合の負けを通じながら、次に自分が何をするべきかを常に前向きに考えて、更に明るく稽古を積み重ねられる生徒でもあった。

気付けば、支部内交流試合では準優勝、城西カップのビギナーズカップでは優勝も果たした。

習い事や塾通いも懸命にこなしながらも、限られた空手での稽古日数を、常に楽しみながら稽古を続けていた生徒だった。

優秀な中学校に入学して、今後は更に勉強も生活も忙しくなる為、空手を退会する事となったが、彼は道場や仲間達に対して、物凄く感謝をしてくれていて、空手は続けたい気持ちは凄くあるけども、またいつか東大和道場の稽古に来たいという気持ちも語り、仲間達や後輩達へ、彼らしい言葉で挨拶をしてくれた。

中学生になったら、今までの極真空手の経験から、【道】と付く、弓道部や柔道部の部活にも興味があると話してくれた。

彼のお母さんは、最初の頃に尚吾君がなかなか組手試合で勝てなくても、焦らず常に前向きに彼の空手を見守ってくれていた。

5年間を東大和道場で空手を続けて、忍耐強さを養い、諦めない気持ちや強い心を養えたからと、それが幾つもの場面で本当に役立ったという御話をして下さっていた。

彼自身も空手や道場を大好きでいてくれたし、とても指導をしやすい生徒の一人でもあった。

これから中学生になっても、彼らしく物事に取り組みながら、空手で培った粘り強さで前向きに頑張って貰いたい。

別れではないし、またいつでも道場に来て貰いたいという話を彼にした。

少年部2クラス目では、国際大会、5月の支部内交流試合に向けて、条件付きのスパーリング、組手稽古を全員で追い込み稽古をこなした。

19:50〜22:00 一般部2クラスを指導。