絆。【中高生】

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彼らは東大和道場での幼年部、もしくは小学低学年からの幼馴染みです。

全員が緑帯、茶色帯、黒帯ですが、今日の組手も素晴らしかったです。

御互いに本当に真剣勝負。

稽古となり、勝負を徹する組手での美優さんは、まさに対戦相手にも容赦がないですが、自分はそういう彼女の逞しさや厳しさも好きです。

百戦錬磨の彼女ならではの、稽古での手厳しさが、見え隠れしますが、自分も、どちらかと言えば稽古の組手では彼女と同じタイプです。

男子の中高生達が、美優さんと組手をするのを嫌がり、恐がります。

しかし、それは御互いが、それだけ真剣だからです。

美優さんと激しく打ち合い、本気の組手を毎回行う、光菜さんや、斗希也君も素晴らしいセンスの持ち主で今日の、御互いの組手も本当に凄かったです。

趣味で空手を長年続けている光菜さんは現在、茶色帯の2級です。

少年部時代に沢山、組手試合も経験してきた彼女は、現在は本当に趣味としての空手を楽しんでいます。(今年19歳になります)

自分も手合わせをした事がありますが、実際に強いです。

今日の組手では、美優さんとも、まともに打ち合い、顔面への上段も蹴られませんでした。(男子の一般部は、必ず美優さんに上段を蹴らるのが当たり前にあります)

時には彼女に蹴られての鼻から、口からの流血もあります。

組手中には自分も、ヒヤっとする瞬間が沢山あります。

あの打撃力と、パワーのある美優さんと必死になりながらも最後まで、倒されずに打ち合える光菜さんを、逆に凄いなと思います。

昨年は過去、5年ぶりに一般の組手試合に挑戦した光菜さんでしたが、惜しくも延長戦で敗れるも、戦いに敗けた様子はまるで感じない、素晴らしい試合でした。

専門学校に通いながら、夢に向かいながらも長年、続けてきた空手と仲間達との絆を大事にしてくれている女子生徒です。

基本稽古、移動稽古、型稽古に関しても東大和の中高生達の中でも一番上手いです。(2014支部内一般の上級型試合でも大接戦による準優勝)

久しぶりに来てくれた明日夏さん。

今週 日曜日の西東京都大会では、世田谷東支部から、明日夏さんが手伝いに入ってくれました。

彼女も幼い頃から、弟の斗希也君と一緒に空手を続けてきました。

明日夏さんにも過去に様々な感動のドラマがあり、本当に優しい生徒の一人です。

受験勉強中の現在も、稽古に来る際には必ず自分に連絡をくれます。

支部の試合手伝いや、仲間達や、後輩達の試合のセコンドにも、可能な限り必ず入ってくれます。

彼女の何が凄かったかと言えば、彼女自身が、全関東大会や、全東京都大会に午後からのエントリーをしている際に、午前中に行われる少年部の後輩達のセコンドに全て入っていた事…。(明日夏さんは午後から同年代の美優さんと同じカテゴリーに出場していました)

自分も美優さんも、午後からその大会にエントリーしていました。

午後からの組手試合では、明日夏さんも強豪を相手に大接戦でした。

自分は その時に【俺は真似できないし、俺が彼女でも、同じ事は出来ないだろうな…】と本当に感心しました。

そういう優しさや純粋さを兼ね備えているのが明日夏さんです。

弟の斗希也君は、今の拳三君の1学年上の先輩であり、彼も少年部達を牽引してきた生徒の一人です。(突き技の連打と膝蹴りが本当に凄い、技や起動力のスピードに関しては、東大和道場で自分が観察する中では、圧倒的に一番速いです)

拳三君が青帯、斗希也君、明日夏さんが黄色帯、その時期の少年部達を毎日ひたすら変えてきました。

当時の火曜日なら、今現在の少年部選手Aクラスの、3分の1の人数で行っていました。(今は多い時に20人が、当時はそれこそ5人か、6人も当たり前の火曜日選手の少年部Aクラスでした)

話が反れますが、それが今の少年部選手Aクラスの初期の様子でした。

当時の拳三君も毎回、本当に良く泣いていた。

拳三君については愛情を込めた中で後々のブログで綴れたらと思います。

今日来てくれた中高生達と、夜10時半までカウンターで会話をしました。

彼らは、ただひたすら純粋な生徒達です。

一人一人の深い話を沢山、聞かせてくれました。

全ての話しも自分の中での宝にしています。

大笑いな内容も沢山ありました。