組手試合同様に、運も伴う確かな勝負の世界です。
一般初級で優勝した土方蓮斗君は大人のクラスへエントリーしました。
彼のカテゴリーは試合前に不成立になる状況でしたが、大人と勝負してみる？ と聞くと。
『やります！』と、迷いなく答えました。
彼は今年に入り、他流派の極真空手から東大和道場へ移籍してきました。
厳しい稽古の中で、やがて みるみる実力を付け始めて、過去に一度も勝てなかった組手試合で、なんと５試合を戦い抜いて準優勝しました。
元々、センスは感じていましたが東大和へ来て 過去の熱い気持ちを一気に爆発させました。
そんな彼は型も好きで、また上手い。
毎回の稽古で修正を繰り返しましたが 力強い、覇気のある素晴らしい型を見せてくれました。
９月には支部内特撰クラスへ初挑戦となります。
今では彼は東大和道場が大好きです。
これからも頑張って貰いたいです。
鶴見奏君、上級クラスへの出場で準優勝した選手に負けてしまいましたが 試技は素晴らしい出来上がりでした。
運や経験も必要になるのかなと感じました。
組手は滅法強いので ７月の関東大会で爆発して欲しいです。
平石千賀ちゃん 初戦を突破、頑張りました。
彼女は組手も順調に強くなっています。
優しいし 女の子らしいですが 選手としても強くなる可能性は凄くあります。
優勝した小柳潤君。
彼は本当は今回、試合に出ないで応援と下見の予定だったようですが、自分が強引に試合を勧めました。
型試合の才能を何となく感じていましたし 稽古の中で、かなり良い仕上がりになりました。
前日、お父さんに『もしかしたら優勝しますよ』と話していましたが 本当に勝ちました。
９月の組手試合でも 今回の優勝を弾みにして貰えればと思います。
一般上級で準優勝した有賀光菜さん。
優勝した女性とも一進一退の試技に見えましたし 素晴らしい内容でした。
彼女は元々 型が好きでした。
技の一つ一つは完成度が高いので 確実な結果が出ると見ていました。
前日は一緒に遅くまで修正と確認を繰り返しました。
茶色帯を絞めるに充分な組手の実力もありますし、実際に凄く強いです。
過去には沢山試合にも出て経験や実績もあります。
大人にも気遣いの出来る彼女ですが大好きな空手をずっと続けて貰いたいです。
小学中学年中級の部で準優勝した相原渚君。
彼も素晴らしい内容で 優勝しても おかしくない試技でした。
一進一退だったかと思いますが 凄く悔しそうな表情をしていました。
自分は勝った、と思いました。
それくらいに良かった。
弟の仁君や、鈴木嵩人君も皆良かった。
彼らは 試合に向けた型稽古で明らかに上達していました。
彼らの帯に見合う、組手の実力以外の部分での確実な成長を感じ取れました。
日頃 厳しい稽古で集中力や忍耐強さ、体力を極限まで鍛えている彼らは目標を変えて集中したら、普段の組手の強さや稽古での凄まじさが、型試合にも現れるのだなと感じました。
型も組手同様のレベルへと持っていけると、ここ数週間で自分は感じていました。
年内、また型試合を行う機会があれば 組手同様に選手達が今回よりも更に盛り上がるかと思います。
一般中級で見事、優勝した宮本泉美さん。
安定感のある素晴らしい試技でした。
組手も強いですが 今回緑帯に昇級されました。
学生時代は砲丸投げのチャンピオンだったようです。
旦那さんと一緒に毎日の空手ライフを楽しまれています。
旦那さん 一般上級で優勝した女性選手に１-２の僅差の判定敗退でしたが凄まじい気迫でした。
８月には全日本型試合を視野に入れています。
皆さん お疲れ様でした。
これからも一緒に頑張りましょう。
