火曜日一日。《短期講習の〆切は(水)までとなります》

   
 
【核弾頭】健在だった。 

激しい躍動感。 

この1か月の夏に懸ける杉浦翔君。 

夏休み後も、たまには東大和の道場へ稽古に来て貰おう。

彼が1年生の時期に、自分が東大和へ来た時期に出会い、育てて来た少年部の一人です。

お兄ちゃんと、ともに通う彼らに、愛情と熱意を注いで来ました。

お兄ちゃんも凄い空手だった。 

お兄ちゃんは、とにかく【心が折れない魂の組手】を持ち味としてきた。 

弟の翔君は、ふざけたり、お喋りもよくあった。 

中学校生活が忙しくなり、お兄ちゃんが退会した後、余りにも激しい少年部時代と、仲間達を牽引し続けてきた翔君。 

自分は彼が大好きです。 

1学年年上の国際大会王者にも輝いた荒木拳三君に一番、立ち向かい、時には拳三君を、組手で追い込んでしまう事もあった翔君の激しい強さ。 

その余りの強さと激しい様子から【核弾頭】と自分が名付けました。 

凄まじい強さです。 

今年、4月の国際大会では国際大会連覇王者と一進一退の戦いの末に僅差の0-3により、ベスト8に終わった。

昨年は、国際大会ベスト4を目前に、勝ちかけていた試合を減点1の反則敗退により、ベスト8…。

トップと変わらない実力、チャンピオンを確実に追い詰める激しい強さ。 

それが杉浦翔君だった。 

ここ数年は国際大会でも、優勝する実力がありながらも、勝負の厳しさに泣いてきた翔君。(過去には国際大会2位の選手から技ありを奪い、関東大会で激戦区の彼のカテゴリーで、第3位を獲得した) 

激し過ぎて、余りにも凄くて誰が観ても、面白い試合をするのが彼の空手だった。

ずっと、観てきた彼が大きくなり、今も道場に来る姿に胸が熱くなります。

お兄ちゃんと一緒に、電車で通っていた時期に、土曜日、自分が三茶の選手稽古に向かう際にもよく、彼らと同じ電車に乗る事がありました。

稽古時に減らず口を言ったり、時にふざけてばかりいた翔君が、後々に溢れんばかりに激しく強くなり、国際大会のトップ選手達にも遜色のない空手の実力者になった事を、これからもずっと思い出すと思います。

1学年、年齢の違う荒木拳三君も、杉浦翔君も、本当に凄すぎる逸材達を、身近に感じて育てる事が出来た事を、凄く幸せに思っています。 

久しぶりに来た翔君を見て、色々な事を思い出していました。

最近は、あまり稽古に来れない状況の彼が、激しく戦う、まだまだ仲間達の誰よりも強い様子に、自分は興奮していました。

夜は一般部、全員が頑張りました。 

美優さん、将太朗君、大吾君、鈴木さん、宮城さん、神代さん、全員が必死に追い込みました。 

宮城さん、鈴木さん、基本稽古、移動稽古、進歩しています。 

神代さんは、年末の1級審査に向けて。 

将太朗君、70キロ近くになり、明らかにパワーアップをしています。 

美優さんのミット稽古。 

自分の脚を素足で蹴る彼女の下段廻し蹴り。 

何百発と蹴る、彼女の下段廻し蹴りの中に、一発、凄い角度の凄まじい一撃を体感した…。 

タリエル選手や、カパナーゼ選手の下段廻し蹴りにも耐えた自分が正直、痛くて冷や汗の出た一撃があった。 

自分も美優さんを勝たせたいです。

8月の、無差別の全日本女子選手権には、秋の世界女子代表の8選手が揃って出場します。 

美優さんは初戦、2回戦から、全日本女子のトップ選手達との対戦が予想されています。 

彼女は勝つと思います。 

覚悟を決めて挑むかと思います。

出来る限りの事が出来たらと思います。 

気負わず、ただ必死に戦ってくれたらと思います。

自信を付けて貰い、微力ながらも勇気付けられたと思います。

■来週の短期講習の〆切は8月5日(水)までとなります。

※後々の追加や、当日の可能な参加も問題ありません。